ノミ・ダニ予防
ノミやダニなどの外部寄生虫は公園や草むらなどに生息しており、散歩などで動物に寄生します。寄生されても無症状な動物もいますが、刺されることのストレスやかゆみ、場合によってはアレルギー症状を起こす場合があります。またそれらによって消化管内寄生虫が伝染することもあります。最近ではマダニによるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の猫への発症も報告されています(西日本地域)
屋内は屋外よりもノミ、ダニにとって快適な環境なので放っておくと大量発生につながりますし、人体への影響も懸念されます。よって定期的な駆除が必要となります。
駆除薬として投薬式・スポット式(皮膚につけて吸収させるタイプ)があります。効果は大きな差はありませんが薬によって駆除できる寄生虫が変わりますので病院にて用途に合ったものを選んでください。春から秋までが主な予防の時期ですが冬でも室内の環境が良ければ繁殖しますので必要に応じて使用してください。
ホームセンター等で販売されている動物用医薬品以外の駆虫薬ですがそれは推奨いたしません。忌避作用(一時的に寄せ付けない)はあっても寄生虫駆除には至りませんし、場合によって副反応で具合が悪くなる場合があります(犬で死亡例あり)動物用医薬品であっても動物病院で獣医師の指導の下に使用することをお勧めします。