予防接種
いぬ
狂犬病ワクチン
犬を飼育し始めたら地域の行政機関に登録が必要です。その際狂犬病ワクチン接種も必要となります。4~6月が行政が定めた接種期間です。墨田区で登録されている犬には病院窓口にて済証発行が可能です。(役所からの書類が必要です)
生後90日より接種可能ですがほかのワクチンとの同時接種は基本的にできませんのでご注意ください。
混合ワクチン
現在多種多様な種類のワクチンがあります(2種~11種)その中でコアワクチンといわれる(ジステンパーウィルス・パルボウィルス・伝染性肝炎および狂犬病ウィルス)ワクチンを含んだものを推奨しております。当院では5種、6種、8種のワクチンを準備しておりニーズに合わせて選択をしております。狂犬病ワクチンは義務化されていますので接種は必須です。
ねこ
ねこにもコアワクチンが存在します。カリシウィルス・ヘルペスウィルス・猫汎白血球減少ウィルス(パルボウィルス)がこれにあたります。最近は、猫は室内飼育が主流ですがこれらのウィルスは空気伝搬で感染しますし感染力が強いので接種が必要となります。この3種の混合ワクチンがあります。
親猫がキャリアの場合、仔猫の時点ですてに羅患している場合がありますが、ワクチンを接種することにより重症になることの抑止にもなりますので体調のいい時を見極め接種することをお勧めします。
他には猫白血病ウィルス・FIV(猫エイズ)のワクチンがあります。ほかの猫と接触する機会の多い猫や室内多頭飼育でもウィルスキャリアが同居する場合はこれらのワクチンも必要となるでしょう。
ワクチンの接種間隔について
最近では「ワクチンは3年ごとでよい」との知見が見受けられます。確かにに諸外国ではそのような地域が存在しますし、国内の病院(獣医師)にもそれを推奨している方がいらっしゃいます。ワクチンの効果(抗体価)として確かに3年以上持続するものもありますが種類によっては1年で抗体価が下がってしまうものもあります。現在国内では混合ワクチンが主流となっておりますので不足分のみ追加接種することが困難なこと、国内の各施設において1年以内のワクチン接種を義務づけているところが多数派なこともあり当院では1年以内の接種を推奨しております。ご了承ください。
*ワクチンの効果が持続しているかどうかの抗体価検査が外部検査機関で可能になりました。必要な場合、ご利用ください(別途料金が必要です)